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2026/08/31

24,日本の古ビル再生『黒壁スクエア再生プロジェクト』

日本の古ビル再生の代表事例を見て行きたいと思いますが、今回は地方の事例を見て行きましょう。

『黒壁スクエア(旧第百三十国立銀行長浜支店)再生プロジェクト』

明治時代(1899年)に建てられた木造・黒漆喰の銀行建築を解体の危機から救い、歴史的意匠を残したまま最新の耐震・改修技術を施して地域経済のハブへと再生させた、日本の地方都市再生の金字塔です。

・骨格の継承と耐震・構造改修(スケルトン)

解体予定だった築100年超のレトロな銀行建築に対し、伝統的な外観(黒漆喰の意匠)を完璧に保持しながら、現代の耐震・補強工事を実施。骨組みを強固にし、100年単位で継承できる安全性を確保しました。

・街全体のハブとなる機能転換(インフィル・活用)

1階や共有スペースを単一のオフィスにするのではなく、ガラス工芸ギャラリーやカフェ、

体験工房などの複合コンテンツへとコンバージョン。

周辺の古い町家群のリノベーションへと連動(波及)させ、地域コミュニティと観光の拠点をつくりました。

・資産価値・エリア価値の再定義(経済価値)

単体の「築古物件(一律評価ゼロ)」を、歴史・文化・観光ブランドという非財務価値を付加した資産へと転換。

年間数百万人を集めるエリアブランドへと押し上げ、地方都市における築古ビルの経済価値を再定義したモデルとなっています。

参照 https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/culturalproperties/result/4990/

では次回も事例を見て行きたいと思います。

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