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2026/07/06

17,身近な台湾では

台湾では、古い建物をリノベーションして新たな息吹を吹き込むことを「活化(フオファ)」と呼びます。

欧州のように建物を単なる「歴史の保存」にとどめるのではなく、若者文化や最先端ビジネスと融合させ、

爆発的な商業価値を生み出す独自の割り切った視点が最大の特徴です。 

その象徴が、日本統治時代の酒造工場や煙草工場跡地を再開発した「華山1914」や「松山文創園区」などの巨大クリエイティブパークです。

レトロな赤レンガやコンクリートの質感をあえてむき出しにした空間に、最先端のカフェ、セレクトショップ、アートギャラリーを誘致。

この「古い佇まいにしか出せない独特の非日常感」が強力なコンテンツとなり、一大観光地へと大化けしました。

 一方の日本では、築古の小規模ビルは経済効率が悪いとみなされ、壊して建て替えるスクラップ&ビルドが主流です。

台湾の事例は、古いビルのレトロな価値をビジネスの武器として再定義し、エリア全体のブランド力を底上げできることを示しています。

日本の古小ビル再生においても、単なる「古い建物の維持」ではなく、現代のカルチャーを掛け合わせて新たな経済価値を創出する視点が大きなヒントになります。

では次回は海外の事例を踏まえて、日本の今後の方向性について考えて行きたいと思います。

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