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2026/06/29

16,シンガポールは最先端!!

シンガポールでは、築古ビルの再生を市場の原理やオーナーの自主性に任せるのではなく、

国家の生存戦略として「強制的に最先端化する」という極めて現実的な視点を持っています。

国土が狭く資源の乏しい同国では、国家目標として「全建物の80%を環境配慮型建築(グリーンビル)にする」と掲げています。

特筆すべきは新築への規制にとどまらず、既存の築古ビルであっても、

一定規模以上の大改修(リノベーション)を行う際には政府の厳格な環境基準を満たすことを法律で義務づけている点です。その一方で、基準をクリアした物件には補助金や容積率緩和といった強力なインセンティブをセットで提供しています。

これに対し日本では、築古ビルの環境性能や省エネ投資に対する評価や法的な後押しは未だ限定的です。

シンガポールの事例は、「築古ビルを最先端のエコビルに生まれ変わらせる方が経済的に得である」という環境を国が主導して作り出せることを示しています。

日本の古小ビル再生においても、単なる延命措置としての修繕ではなく、時代が求める環境性能へと大胆にアップデートし、それを正当に評価する仕組みづくりが大きなヒントになります。

では、次はより身近な海外の事例も見て行きましょう。

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